前回は、国内株式を積立投資する場合に、毎月何日に買付するように設定するのが最もリターンが良くなるのか?をシミュレーションしました。今回は、先進国株式だとどうなるのかを試してみようと思います。

シミュレーションの条件

積立投資の対象

日本以外の先進国株式の代表的な指標であるMSCIコクサイ インデックスに連動するeMAXIS 先進国株式インデックスの基準価額を利用してシミュレーションを行います。

TOPIXの場合と同様、こちらも今となっては信託報酬が高いので、これ自体を買うことはないと思います。十分な期間のデータを探していたところ、たまたま見つけたファンドというだけです。

今、選ぶなら2017年2月頃から新しく設定されたeMAXIS Slimシリーズでしょう。

積立買付日の設定

毎月1~27日もしくは月末日を積立を行う日付にして、毎月一定額の積み立てを行う場合を想定します。

基本的に、設定した日付が祝・祭日の場合は、翌営業日に買付するものとします。月末日については、それぞれの月の最後の営業日に購入するものとしています。

投資対象の基準価額推移

今回も、2010年1月から2017年3月までの期間でシミュレーションを行ってみます。どの日に買い付けても同じなので、信託報酬をはじめとした手数料は今回は考慮しません。

eMAXIS 先進国株式インデックスの基準価額推移

積立設定日ごとのパフォーマンス比較

2010年1月から2017年3月まで

2010年1月から2017年3月まで、毎月コツコツと積み立てた結果を2017年3月末の基準価額におけるパフォーマンスを比較しました。月の前半の方が良い結果になっています。

ただし、これは国内株式(TOPIX)の場合と同様に、この期間が比較的右肩上がりだったため、月の前半の方が有利になっている可能性の方が高いです。

 

積立設定日ごとのパフォーマンス比較(2010年1月~2017年3月)

2010年1月から2012年12月末

次に、国内株式(TOPIX)の場合と同様に、上昇傾向に入るまでとなる、2010年1月から2012年12月末で確認してみます。2012年12月末の基準価額におけるパフォーマンスで比較しています。

やはり、先ほどと異なって、月の前半が有利とはなりません。先進国株式の場合は、月の後半がどちらの期間で見ても比較的安定しているように見えます。

積立設定日ごとのパフォーマンス比較(2010年1月~2012年12月)

積立日はいつに設定するのが良いのか?

先進国株式においては今回シミュレーションした期間においては、月の前半もしくは後半(ただし、月末を除く)に設定した場合のパフォーマンスが良い傾向でした。

これは、TOPIXの場合とは、若干傾向が異なっています。どちらの場合にも共通だったのは、月末が顕著にパフォーマンスが悪い傾向にある、という点でした。

対象期間や資産クラスを変えても同じ傾向が出ているので、積立設定日としては避けておく方が良さそうです。

ここまでシミュレーションしておいてなんですが、あくまで過去のデータを使ったシミュレーションでしかないので、あまり深く考えずに積立日は設定すれば良いでしょう。

特に、複数の銘柄に投資している場合は、買付のタイミングをずらす事はリスク分散につながるので、意図的にずらすのも一つの手だと思います。

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