配当金は受取時に税金がかかります。投資信託のメリットの一つに、配当金を非課税のまま再投資に回せることがあります。課税タイミングを繰り延べることのメリットがどれくらいあるか、を検証するとともに、色々と使えそうなツールを用意してみました。

なお、海外資産に投資する投信の場合は、裏で税金がかかる場合もありますので、今回は国内投信を想定したシミュレーションです。

投資シミュレーションツール(β版)の紹介

積立投資を計算するツールは色々なところにありますが、ビジュアルで分かりやすいものを自分で作ってみようと思い、積立投資シミュレーションのためのツールを作成してみました。(ツールへはこちらのリンクもしくは画像をクリック)

Logical Investing Tools (Beta)

最近話題だった、インカムゲイン vs. キャピタルゲイン、についても色々と試せるようにしてあり、

  • 配当金の再投資の有無
  • 投資期間
  • 値上がり率(キャピタルゲイン)
  • 配当率(インカムゲイン)
  • 投資額

がそれぞれ設定できるようになっています。

ボタンをクリックすると、自動的に再計算するとともに、グラフがアニメーションとともに描画されます。(グラフが見えるようにして、クリックすると面白いと思います)

今回のものは、年単位の積立のみという形で簡略なものですが、今後、徐々に他のツールも増やしていけたら、と考えています。まだまだ、発展途上のツールなので、不具合等あればお知らせ下さい。

課税繰り延べの効果

毎年40万円を20年投資する場合でツールを回してみます。

配当利回り5%で毎年税金を払いながら再投資をする場合と、値上り率5%で最後に一括して税金を払う場合で比較をしてみます。

毎年課税が発生する場合

元本800万円に対して、利益が約437万円で、支払った税金は約111万円でした。

毎年の課税が発生する場合

最後に一括して課税が発生する場合

元本800万円に対して、利益が約469万円で、支払った税金は約120万円でした。毎年課税が発生する場合よりも、課税タイミングを先送りにすることによって、32万円ほど多くの利益を確保する事が出来ています。

課税タイミングを最後に繰り延べた場合

含み益を抱えて最後に売却するので、支払った税金も多くなっていますが、やはり課税タイミングを繰り延べるのは大きな効果になる、と言えます。

まとめ

当たり前である「課税タイミングを繰り延べる効果」を可視化してみました。今回は、記事そのものよりも、公開した積立投資シミュレーションツールの紹介がメインでした。

実際には、値上がり益と配当の両方を期待して投資する事が多いはずです。その場合に、どのようになるか是非試してみて下さい。

今回は、一つ目という事で、まずは動くものを、と思って公開をしました。今後は、便利なものを徐々に増やしていければ、と考えています。

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