2017年8月から運用を開始しているTHEO+ SBI証券の運用実績の報告ととともに、ロボアドバイザーTHEO[テオ]がどのようなポートフォリオ、取り扱い銘柄で運用をしているのか、を紹介してみたいと思います。
THEO[テオ]のポートフォリオ
THEO[テオ]のポートフォリオは、大きく3つに分かれています。
- グロース→株式中心に運用。値上がり益重視(低成長リスク対策)
- インカム→債券中心に運用。配当・利息重視(低金利リスク対策)
- インフレ・ヘッジ→実物資産中心に運用(インフレリスク対策)
それぞれのバランスは、個人ごとに決められた運用方針によって異なり、私の場合は、このようなバランスでの運用を継続しています。

THEOの資産運用方針
この運用方針は、いくつかの質問に答えて決めたもので、運用の途中で変更する事も可能です。(ただし、変更可能な回数に制限があります)
また、この運用方針自体を「THEOにおまかせ」する事もでき、登録したプロフィールから自動で変更するオプションもあります。
さすがに、運用方針まで全部おかませで勝手に変わってしまうのは、何となく信じられなかったので、私は今のところ「THEOにおまかせ」はOFFにしています。
THEOの投資対象
THEOでは、先ほどの3つのポートフォリオを、複数のETFを組み合わせて運用しています。
取り扱い対象は、30~40銘柄になっており、WealthNaviが6〜7銘柄である事と比べると、かなり多くのETFの組み合わせで運用されている事が分かります。
例えば、私のポートフォリオでは、以下のような銘柄で運用されています。
- グロース
- VOT:米国の中型の成長株
- VOE:米国の中型の割安株
- VTV:米国の大型の割安株
- EWY:韓国の大型株・中型株
- VPL:アジア太平洋地域の先進国の大型・中型株
- EPP:日本を除くアジア太平洋地域の先進国の大型・中型株
- EWG:ドイツの大型・中型株
- インカム
- LQD:米ドル建ての投資適格の社債
- VMBS:米国政府機関が発行・保証した投資適格のモーゲージ・パススルー証券(住宅ローン担保証券)
- SRLN:米ドル建てのバンクローン(シニア・ローン、担保付債務)
- IHY:米国を除く世界各国の企業のハイイールド社債
- インフレ・ヘッジ
- IYR:米国のリート・不動産株
- DBC:コモディティの先物
- IAU:金(現物)
- DBA:農作物の先物
- SLV:銀(現物)
ポートフォリオ内の銘柄の見直し
9/19に8月の取引報告書が届いていたのですが、それを見ると、THEOが色々と調整している事がよく分かります。
例えば、8月の運用報告書によると、
- グロース:四半期ごとの リアロケーションは11月に予定されていることから、9月初めに銘柄と配分の見直しはありませんでした。
- インカム:米国を除くハイイールド社債の一部をシニア・ローンに入れ替えたほか、米国債のデュレーションを長期化しました。
- インフレ・ヘッジ:今月のリアロケーションでは、米国不動産から農作物に一部入れ替えました。
THEOの2017年8月の月次運用報告書より抜粋
となっており、各機能ポートフォリオ内も随時見直しが行われている事が分かります。
2017年9月の運用実績
初期投資10万円、毎月1万円の積立、で運用を継続しています。
為替による影響も大きく、円建てだと開始直後はマイナスが続いていましたが、今はプラスです。(薄い線はドル建ての推移)
金額も小さい上に期間も短いので、何の評価もできませんが、しばらく継続予定です。

2017年9月21日時点の時価評価額・推移
まとめ
WeatlhNaviとTHEOの両方の運用を継続していますが、同じロボアドバイザーとはいえ、かなり性格が異なるな、というのが現時点での印象です。
今回紹介したTHEOのポートフォリオは、自分では運用できる気がしないので、ロボアドバイザーに任せている意味がある、と言えるかもしれません。
一方で、アクティブファンドを購入しているようなもの、のような気もしており、評価が難しいところです。
もうしばらく両方を継続しながら様子を見てみます。
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