ロボアドバイザーWealthNavi(ウェルスナビ)は、基本的にドル建ての運用となるので、評価額や損益はドル・円の両方で見られるようになっています。でも、キャッシュ(現金)として持っている分、分配金、手数料等がどう扱われているのか、あまり説明されていなかったようなので自分の取引履歴を元に調べて計算してみました。

WealthNaviの基本的な取引パターン

単純に入金して積立を継続する場合に発生する取引としては、

  1. 入金
  2. ETFの買付
  3. 分配金の受け取り
  4. 手数料の支払い

があります。全体を図式化するとこんな感じになります。

WealthNaviのお金の流れ

どういうタイミングで、円→ドル、もしくは、ドル→円になるかをそれぞれを順番に確認していきましょう。

なお、今回は基本的なパターンを考えるため、ETFのリバランス、解約、出金などは考慮してません。

入金:円のまま

入金してから購入までは円のままです。この時点ではドルになりません。初回で最低投資額を超えていれば、入金された日にそのまま買付されるので、ほとんどがドルになります。

ETF買付:必要な分だけドルに

購入されるETFはドル建てなので、買付時に当然ドルになります。適用レートについては、

お客様と当社の間のETF取引に用いる為替レートは、ロンドン時間16時のトムソン・ロイターが発表する仲値を使います。評価と同じ為替レートを用いているため、約定日当日は為替部分の評価損益は発生しないことになります。WealthNaviでは、上記為替レートにスプレッドや手数料を一切上乗せしておらず、お客様の取引にかかるコストを抑えた上で、ETFの売買を行っています。
参考:ウェルスナビ FAQ:ETFを売買する際の為替レートは何を使いますか?

という事なので、手数料なしでドルになり、ETFが買付されます。個人で海外ETFを購入する場合には、為替手数料がかかりますが、WealthNaviの場合は1%の手数料の中にそれも含まれている、という事になります。

分配金:円に両替されて入金

金(GLD)を除いて、毎月もしくは四半期ごとに分配金の入金があります。もちろん、大元の分配金はドルですが、米国で源泉徴収された後、円へ両替されて入金されます。日本でも課税されますので、特定口座の場合は、さらに源泉徴収されます。(確定申告にて外国税額控除を受けることで一部取り戻せるはず)

追加でのご入金などと合わせて現金部分が2万円以上(目安)になると、自動的に追加でETFを購入します。
参考:ウェルスナビ FAQ:分配金はどこに入金されるのでしょうか?

という事になるので、現金が少ない場合は円のまま放置されるだけになります。分配金だけで約2万円になるのは、運用資産額が数百万円から1千万円くらいは必要になるので、次の積立のタイミングまで現金のままになる方が多いと思います。

手数料:円で支払い

資産の時価評価に対して、手数料が発生します。これはもちろん円です。

お客様からお預かりしている資産の時価評価に応じ、3,000万円以下の部分には1%(年率、消費税別)、3,000万円を超える部分には0.5%(年率、消費税別)を手数料としていただきます。
実際は時価は日々変動しますので、手数料は毎日1日分を計算し、1ヶ月分の合計額を翌月5日にお支払いいただいています。
参考:ウェルスナビ FAQ:手数料はどれくらいかかりますか?

WealthNaviの運用実績の計算

取引の流れをふまえると、WealthNaviの円建ての運用実績に影響があるものは、

  • ETFの評価損益:ドル建てのETFの評価損益+為替差損益
  • 分配金:課税後の受取額
  • 手数料:資産の1%(年率、消費税別)。毎月支払い

となります。

2017年4月末までの運用実績

私の4月末時点におけるお金の流れを先ほどの図に当てはめるとこんな感じになります。運用開始は、2017年2月で、これまでに合計で、32万円を入金しています。リバランス等はまだ発生していません。

WealthNavi 2017年4月末までの運用実績

ドル建て・円建てともに、運良くプラスを維持しています。まだまだ、開始したばかりなのでこれから変動はあると思いますが、今の所は順調です。

WealthNaviのお金の流れから分かる事

WealthNaviは、一部の現金を除いてドル建てでの運用になります。そのため、

  • ドル建てで国際分散投資をしたい
  • ポートフォリオ全体のドル建て比率を上げたい
  • 自分専用のポートフォリオを組んでみたい
  • ポートフォリオの運用がちょっと面倒なので全てお任せしたい

という人には向いていると言えます。

ただし、それに対する手数料として、年率1%はまだまだ微妙なところだと思っています。今後、競合が出てくる中で、この辺りの手数料率も下がっていく事を期待しています。

Pocket

スポンサーリンク


スポンサーリンク


関連記事

THEOの配当金 運用実績Vol.3 THEOの運用実績と配当金についての報告です。2017年8月に開始して依頼、毎月積み立てしてはいるものの、基本的には放置しているだけなので、どんな状況になってい...
WealthNaviは続けるべきか (運用実績 Vol.10) WealthNaviの2018年1月時点での運用実績です。昨年の2月に30万円から開始して毎月積み立てを続けた結果です。 少し過ぎてしまいましたが、だいたいこ...
WealthNaviはどう続けるべき?運用成績は好調だが少し退屈(運用実績 Vol.5)... WealthNaviを始めて約4ヶ月が経過しました。今のところ運用成績は好調です。直近の実績を確認するとともに、4ヶ月間WealthNaviをやってみた所感を簡...
WealthNavi 初めての追加購入(運用実績 Vol.2) ロボアドバイザーWealthNavi(ウェルスナビ)で運用を開始して約2か月。現金の残高が2万円くらいになると、ロボットが自動で追加購入をしてくれるのですが、毎...
ロボアドバイザーTHEOの運用ポートフォリオ (運用実績 Vol.2)... 2017年8月から運用を開始しているTHEO+ SBI証券の運用実績の報告ととともに、ロボアドバイザーTHEOがどのようなポートフォリオ、取り扱い銘柄で運用をし...
WealthNaviのポートフォリオ診断とリスク許容度(運用実績 Vol.7)... ウェルスナビの運用実績を公開するとともに、今回はWealthNaviが提案してくれるポートフォリオについて詳しく説明します。 簡単な質問に答えられるだけで...

ブログランキング参加中(クリックお願いします)

にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ

スポンサーリンク