自分がインデックス投資を推奨&実施しておきながら、一見矛盾しているようなタイトルですが、インデックス投資はベストな投資法ではないと考えています。どちらかといえば、妥協した投資手法、とも言えると思っています。

ちょうどTwitterで、インデックス投資を推奨する理由についての議論があったので、それをふまえて簡単な記事にしてみました。

インデックス投資が推奨される理由

インデックス投資を推奨する理由として、

  • 多くのアクティブファンドが、長期的な成績ではインデックスファンドを下回っている
  • プロが運用するアクティブファンドですら、なかなかインデックスに勝てないのだから、インデックスを上回るのは難しい

という点がよく挙げられます。

また、著名な投資家であるウォーレン・バフェット氏も、妻には自身の遺産はその大半をS&P 500に連動するETFで運用するように、と言っています。

たまに、これらの内容から飛躍して、なぜか「個人投資家にはインデックス投資が最も良い投資方法である」と勘違いしている場合がありますが、それは間違っていると考えています。

インデックス投資が最善の投資手法か

そもそも、ウォーレン・バフェット氏自身はインデックス投資と真逆の投資手法です。真逆の投資手法だからこそ、投資の神様と言われるほどの驚くべき投資成績を長期にわたって実現しています。

約20年間のバークシャー・ハサウェイとS&P 500の株価の推移を比較すると一目瞭然で、インデックスであるS&P 500の完敗です。(バフェット氏の投資成績が直接株価に反映されている、というわけではありませんが、あくまでイメージとして)

S&P 500とバークシャー・ハサウェイの株価推移の比較

バフェット氏がS&P 500への投資を推奨しているのは、

  • 自分と同じように将来性のある企業の目利きして投資し成功するのは簡単ではない
  • 米国市場は今後も平均として十分な成長が期待できる
  • 下手なアクティブファンドに無駄な手数料を払うくらいなら、米国市場に上場する優良企業の平均に投資するのが簡単で理にかなっている

からでしょう。要するに、「優れた平均」を買えば十分なリターンが期待できる、という事です。優れた平均を選べば十分だしそれを超えるのは難しいよ、とも言えます。

個別銘柄を目利きできるならインデックス投資は必要ない

株式投資において、個別銘柄を目利きできるのであれば、インデックス投資は悪手です。

インデックスは、市場全体の「平均」のようなものです。平均という事は、それを上回るものと下回るもの、両方が存在している事になります。インデックス投資は、どんなに頑張っても「平均」です。大きく勝つ事はまず望めません。

また、インデックス投資は、満遍なく幅広い銘柄に投資します。その結果として、いまいちと思われる銘柄も機械的に投資対象に含まれてしまいます。

いまいちかどうかの判断も含めて、投資対象の選別が簡単ではないから、インデックス投資には一定のメリットがある、と言うだけです。

最近は、米国株式投資が一部で流行っているようです。著名な米国株投資ブロガーの方々は、企業研究にも時間をかけており、その労力はかなりのものだと推察しています。私にはできないので、純粋に尊敬しますし勉強になる事が多くあります。

それができる人でないと、個別株投資で平均に勝つのは難しいと勝手に思っているので、私はインデックス投資を選んでいます。

(運が良ければ雰囲気だけで投資しても成功する事もありますし、かけた労力と利益は決して比例しないので、雰囲気だけで投資するのが絶対にNGというわけではないのですが)

では、インデックス投資とは?

私にとって、インデックス投資は、

  • ずぼらな人に向いた投資手法

だと思ってます。同時に、妥協の投資手法、だと認識しています。アクティブな運用で痛い目を見たというのもありますし、投資家として成功している人とは才能が違いすぎる、とも感じています。(比較するにも値しない)

平均でいいや、と半ば諦めつつも、全く運用しないよりも投資によって利益を得たい、と言う少々欲張りな考え方です。わがままな事に、個別企業の分析をする時間はかけられないけど、長期的に資産を少しでも増やしたい、と思っています。(平均を買うという手を使いつつも、その中でより良い方法を模索中)

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